安全の探究-人・社会と巨大技術が構成するシステムの安全学とその実践-
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ERC出版価格:2,300円(税別)
- 編者 (株)原子力安全システム研究所
技術システム研究所
- 監修 北村 正晴 木村 逸郎
- 本書は、「人・社会と巨大技術が構成するシステムの安全学とその実践」という立場から原子力システムの安全を追求してたゆまず行われている努力の現状を、努めて理解し易く解説したものである。
第1編「安全学」で紹介する研究は、伝統的な安全工学の分野で研究対象とされてきたハードウエア中心の安全性評価・向上技術の枠組みを超えて、安全上の問題点とその解決方策につき、人間と機械の相互作用に光をあてるという観点から展開されつつある研究内容が紹介される。
これまで、技術分野によっては、よき技術者は寡黙であるという意識が色濃く存在した。しかし技術の巨大化が進み社会からの受け入れが大きな問題となっている現在、技術を担う実務者がその技術の現場で感じる問題意識を、責任感や使命感も含めて必要に応じ外部へ発信することは今後ますます必要になっていくはずである。しかし実際問題として、主観的、感覚的には課題や困難を認識できたとしても、それを他人が理解し検討課題として扱える程度まで明文化して提示することは容易ではない。
1編の各章で述べる内容は、発電現場に携わる者にとって、自分たちが、問題意識として持ちながら他の人にもわかるはっきりとした形で明文化することができなかった困難や課題の認識と明文化とについての重要なヒントを与えるであろう。
第2編では、原子力発電の現場の要請に直接答える改善の成果、および安全向上の執念に導かれた研究成果の現場への適用の事例について述べる。これを「安全学の実践」と名づける。第1編の研究成果の現場への適用が第2編という一方向的図式には乗らないのは、この安全学という概念自体がまだ新しく、現在もその構築へ向けた様々な挑戦がなされている状態である以上当然である。しかし第2編で紹介される「安全学実践の研究」を咀嚼することにより、「安全学」に対する理解を助け、それを通じて「安全学」の現場への浸透を達成する事ができれば幸いである。
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